日本ダービーに行きました!
先週末に開催された「日本ダービー」を現地で見てきたので、どんなものだったかせっかくなので記録しておきたいと思います。
日本ダービーへ行こう
私も競馬を始める前までは「なんかすごいレース」くらいの認識だったのですが、実は3歳の子しか出走できないんですよね。「一生に一度のレース」とはこういうことですね。競馬は始めたばかりですが、それならライブビューイングじゃなくて絶対現地で見たい!と思うのがオタク。「徹夜しないといい席では見れないよw」とか言われたので、じゃあしてやろうじゃないか、徹夜。
開門ダッシュステークス
というわけで、しましたよ徹夜。
見てのとおりのホテル府中本町(西門)ですね。
ガチ勢の人は1週間前から並んでるらしいんですが、さすがに仕事もあるし無理(仕事がなかったら並んでいたのかは聞かないでほしい)。
自分は前日土曜日のレースが終了(3000円負けた)してからすぐに列に加わりました。17時頃から列の圧縮が始まり、その過程で1階に並ぶか2階に並ぶかを係員さんに聞かれ振り分けられていきます。2階のゲートから入場したほうがスタンドまでは近いのそちらを選ぶ人が多く、1階との対比は20:1くらいの人数。はやくも情報戦が始まっていたわけです。私は初ダービー参加ということもあり、屋根や風よけがしっかりしている2階を選択。18時半頃になると振り分けが終了し、前から順番に寝床を確保していきます。具体的にはレジャーシートを床にテープで固定する作業。初心者の私は床取りゲームで負けてしまいこじんまりとしたスペースに…。幸い19時くらいになっても自分の後ろには50人ほどしかいなかったため、歴戦の競馬ファンである某氏と合流してから後ろに並び直しました。夕方から並んでいたけど、陽が沈んでからでもあんまり変わりないかもしれません。
夜が明けました。
だいたい5時くらいに出席確認と思われる圧縮(いないとシートを撤去される)があり、その後7時ぐらいにシートを畳んで一気に圧縮。酒を飲みまくって二日酔いでまったく走れない状況になってしまった以外は結構楽勝な徹夜でした。香港を乗り越えてきた自信が自分を後押しします。この自信全くいらない。
一緒に見る予定だったオタクともうまいこと合流できて開門ダッシュステークスは4人体制。誰かひとりでもいい席を確保できれば…といったところ。前を見るとありえんくらい人が増殖していて、なるほどチームプレイでは圧倒的に不利。これは各々の「脚」に賭けるしかない。
とれたよーーー!
2人が二日酔いで後ろからの競馬、1人がトイレへ逸走、残る1人がなんとかゴール前50mあたりの位置をゲット!!!今度徹夜するときはお酒を控えます^q^
1人では無理だったなあ。開門ダッシュステークスの厳しさを知ったのでした。
ダービーまで
ウィナーズサークルに並ぶ、勝負服カラーの旗。カッコいいですね。
ダービーデーということもあり、催し物もいつもに増して多かったですね。入場者特典で貰えたダービーリボンの色は黄色、なるほどステイフーリッシュの枠だな!?とかまあ適当なこと言ってるだけでもう楽しい。酔い冷ましも兼ねていろんなところを回ってみましたが、朝早いこともありいつもと違う雰囲気を味わえました。なんというか…血が冷たくなるっていうかさ。朝ごはんは冷やしうどん。冷えてて美味しいです~(スイープトウショウ)。
1Rが始まってからはとんでもない人の数になり、未勝利戦なのにまるでG1!拍手やら合いの手が聞こえてきて本当にお祭りなんだなあというのを肌で感じました(馬券はハズレ)(今日はどうなんや戸崎)。
8R目、はじめて見られました!同着!
第85回 東京優駿 日本ダービー
というわけで、はじめての「日本ダービー」心ゆくまで楽しませてもらいました。
あとがき
と、ここまでが当日の記録になります。ここからはダービーを実際に目で見て何を感じたかを残していこうかと。写真もないのでテンポは悪くなりますが何卒。
ダービーを勝った福永騎手ですが、こんな記事が直前に出ていました。
キングヘイローという馬に乗ってはじめてダービーに出た時のことを話されています。キングヘイローがどうなったかはウマ娘 プリティーダービー5Rでみなさんもご存知の通り。あの後キングヘイローは敗北を乗り越えてG1で勝利することができたのですが、では福永騎手は…?
これを読んだ初心者の私は「ほーん、この福永って人があのキングヘイローの。心折れかかってるとるやんけ、悲しいこと言うなあ」とまあこんな感じの感想。この方に思い入れもないけどまあワグネリアンは強いと思うから印はつけるぞ!くらいの気持ち。
そんな気持ちで現地でレースを見たわけですが。
隣からものすごい声援が聞こえてくるんです。競馬場につれていってくれたオタクなんですけど。普段から考えられないくらいの声量で叫んでるんですよ。4コーナー回ってからワグネリアンが後ろから飛んできたのを目視できた瞬間、「ユーイチ!!!!!ユーイチ!!!!!!ユーイチ!!!!!」と。今までもそこそこ一緒に現場行ってきたけどこんなデカい声はじめて聞きました。私は、自分が軸にしたダノンプレミアムが沈んでいくのさえ目に入らず、ワグネリアン、福永祐一がどうなるのか釘付けになりました。叫ぶのが楽しい!wとか言ってたのにこの時は声がでなかった。
レースが終わって、ワグネリアンがウィニングランで帰ってきます。ふと隣を見ると、マジモンで号泣してるオタクの姿がそこにありました。オタク全員でその人の背中を叩き、よかったな、本当におめでとうと声をかけたんですが、その時自分は「これか、これが競馬か」となんとなくわかった気がしたのでした。
その人がずっとキングヘイローの馬券を買い続けていたのは話で聞いていたのですが、その鞍上だった福永騎手の馬券もずっと買っていたと知ったのは当日になってからでした。当たり前のことですけど「ウマ娘 プリティーダービー」にはない「騎手」という存在が競馬にはいます。人間が乗っています。「人馬一体」という言葉があるように、馬だけでは成立しない、人が乗ってはじめて「競馬」になる。
競馬、おもろいなあ。
エモから入る
オタクが新しく趣味を始めるときに「エモ」という入口があるのは本当に良いことです。「ウマ娘 プリティーダービー」のエモを知って競馬場に足を運ぶ、そして「競馬」のエモを知る。
こんな初心者でも、グッサリ刺さるようなドラマが本当にあったんです。もう言葉はいらないのか、ではないですけど長くなっちゃったのでここらへんで。続きは現地へ来てみよう!w
ぼくの負けを救ってくれたウインテンダネスとウチパク。一生すこ。
あ、エポカドーロ戸崎の騎乗もとんでもなくカッコよかったので各自見るように。以上!